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『ボアホール』とは、地下水を汲み上げるために掘られた井戸のことです。私達が住んでいる地面に地震計を置いて観測すると、車や電車、人の行き来といったもの(ノイズ)を記録してしまい、地震による地面の振動を記録することが難しくなります。ボアホールを地下深く掘り下げて、その中の地中奥深くに地震計を入れて観測を行うと、地面での観測で問題となるノイズが無くなりとても小さな振動を記録出来るようになります。
東濃地震科学研究所は、岐阜県瑞浪市と土岐市にある数多くのボアホール(図1中の●印)を整備し、その中に、地震計や地面の伸び縮みを測る歪(ひずみ)計、地面の傾きを測る傾斜計といった器械を一まとめにした地殻活動(ちかくかつどう)総合観測装置を埋設設置して観測を行っています。
ボアホール観測点の例として屏風山地殻活動総合観測点を図2に示します。この施設は地殻活動総合観測を行う世界最深(地下1020m)の観測点です。2003年3月に、ボアホールの底に地殻活動総合観測装置が埋設・設置しました。 図3は歪(ひずみ)計の記録の一例です。2004年12月のスマトラ島沖地震(M9.1~9.3)や2008年5月の四川省の地震(Mw 7.9)、2008年6月岩手・宮城内陸地震(M7.2)など、東濃では感じることの出来ない世界中の地震を記録しています。
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| (図2)屏風山地殻活動総合観測点 概略図 |
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(図1)東濃地震科学研究所のボアホール群列観測網
赤丸印が観測点の位置です。それぞれ観測点の略称とボアホールの深さを併記してあります。(国土地理院発行 数値地図50mメッシュ(標高)を編集・加筆)。 |
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| (図3)歪記録例 屏風山 |
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