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| 阿寺断層南端部坂下地区における振動調査に関する報告 |
| 2009年6月30日 |
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| 「阿寺断層」は岐阜県中央部から南東部にかけ,中津川市から下呂市まで総延長70km,最大水平変位量 7〜8kmにおよぶ国内第一級の巨大な断層である。この南東端に位置する岐阜県中津川市坂下地区において,継続的に発生する振動現象があると地区住民により報告された。これらの振動現象について自治会により統合的なアンケート調査が行われ,振動発生の報告範囲が坂下,新田地区の広範囲にわたって存在していることがわかった。本報告は住民・自治会による調査をもとに,(財)地震予知総合研究振興会 東濃地震科学研究所が振動現象と阿寺断層の活動との関連性の調査を実施した結果である。
阿寺断層の活動と振動現象の関連性を明らかにする調査として,自治会住民アンケートの再検討,振動の到来方向を調査するための振動観測,振動を感じた時刻を記録する「振動報告アンケート」を実施した。振動観測の結果,いくつかの自然地震(有感地震を含む)が観測されたが,阿寺断層の活動に起因するような自然地震はなかった。また,振動報告アンケートによって多数の振動報告がなされたが,振動発生時間の同期性があまりなく,振動が広域にわたり同時に発生してるとは考えにくい結果であった。さらに,振動報告アンケートと振動観測とに同時に存在する振動現象は存在せず,坂下地区における振動現象は地下からの振動現象ではないと判断した。
以上の結果を受け,阿寺断層南端部坂下地区における振動現象は,阿寺断層の活動との関連はないと判断した。
調査内容と住民に対する結果報告の様子は2009年7月2日の中日新聞 (http://www.chunichi.co.jp/),東濃版16ページにて取り上げられました。 |
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