2010年3月15日に陶史の森ボアホール観測点(深度512m)を新設しました(詳しくは「陶史の森ボアホール観測点の新設」を参照)。その後、北米地震(4/5 M7.3)、スマトラ地震(4/7 M7.5)や中国青海省地震(4/14 M6.9)が発生しましたが、全ての地震波形が記録されています。ここでは1例として中国青海省地震(4/14 M6.9)の応力地震波形などを示します。
図は、陶史の森ボアホール観測点の地殻活動総合観測装置に搭載された応力計の記録と比較のために屏風山観測点(深度1020m)での歪地震記録を示しています。応力の1kPaは1平方センチメートルに10グラムの力が加わった程度の非常に小さい圧力です。歪の10-7は100kmの長さの地殻が1cm変化した量に相当します。
次の図は2008年に中国の四川省で発生した地震と今回の地震を東濃地震科学研究所の屏風山観測点の同じ成分で観測した歪地震波形の比較です。
上の歪地震波形は、2010年4月14日に中国青海省で発生した地震でマグニチュード6.9です。下の歪地震波形は2008年5月12日に中国四川省で発生した地震でマグニチュード7.9です。青海省の地震の振幅は10倍したものをプロットしています。震源と観測点の距離が約600km遠いこととマグニチュードが一ケタ違うことにより観測された振幅は大きく違っています。地震は両方とも横ズレ断層で発生していますが初動部分の波形はかなり異なっています。今後、解析を進めてこれらの地震に関するいろいろなことがわかってきます。 |