東濃地震科学研究所
 
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新たなボアホール地殻活動連続観測に向けて
-石井式ボアホール応力計の開発-

最近、我々は従来の石井式ボアホール歪計に代わる石井式ボアホール応力計を新たに開発した(特許申請中;以下応力計と略)。この計器は岩盤にかかる応力と歪の同時連続観測が可能である。また、従来の観測装置を大幅に改良・発展させた新デジタル式地殻活動総合観測装置(以下、新総合観測装置と略)を製作した。 新総合観測装置のデータ伝送系の長期運用試験は、温度環境が日変化100分の1℃オーダーの坑道内で約1年間行った。完成した新総合観測装置は、常温下で1系・2系それぞれ約1週間のエージングを行うとともに、温度変化による応力計部の温度検定・応力計部の水圧感度検定を坑道内に設置した水圧感度検定器で実施した。

主な改良点は次の通り。

改良点

新総合観測装置
新総合観測装置(一部縮尺を改変)。計器全長7.843m、総重量約285kg。

調整中の新総合観測装置
調整中の新総合観測装
水平応力計部
水平応力計部。左からN0°E(観測装置の基準方位),N90°E,N135°E,N225°E。それぞれの円形部(図中、○印部分)が感受面
光送受信モジュール
光送受信モジュール(○印)。上が送信部。下が受信部。それぞれ1系と2系の2組みを実装。それぞれから伸びる青線は光ケーブル
データの送受信に使用する光ケーブル
データの送受信に使用する光ケーブル(図中、○印部分)。光ケーブルの後ろに見える太い黒ケーブルはテンションメンバ。その他の線は電源線。
2重外装ケーブルの切断面
2重外装ケーブルの切断面。○印で示したSUSパイプ内に上図で示した光ケーブルがそれぞれ3本づつ収納されている。

観測記録例

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